生き残る「キッチンカー」とは?

ビジネス

これまでも「キッチンカー」ってあったと思うのですが、2020年7月に栃木県佐野市に移住をしてからというもの、「キッチンカー」のお世話になりっぱなしです。

キッチンカーは単体で出店していることが多いと思いますが、私の住んでいるエリアでは複数のキッチンカーが集まるイベントが度々行われていて、毎回楽しみにしています。

呼び方は地域によって色々あると思うのですが、地元では「マルシェ」って呼ばれていることが多いですね。他の地域ではどうなんですか?マルシェと言っても朝市とかではないです。

そのマルシェの中でも、特に「奈良渕」という場所で行われているマルシェは場所が近いこともあり、毎回行っています。その他のマルシェも顔を出しています。

そんな中で、毎回「キッチンカーで生き残るには」というテーマで考えを巡らせているんですよね。これ、考えるのが楽しいのと、マーケティング上でもすごく大切だなと思っています。

ということで今回は「生き残るキッチンカーとは?」というテーマです。

生き残るキッチンカーとは?

多分狭い地域だけ見ても、毎週のように新しいキッチンカーが生まれていると思うんですよね。毎回新しいキッチンカーを目にするので。

でもその中で、「流行っているところそうでないところ」「話題になるところならないところ」が色々あります。

キッチンカーをやっていく以上、「流行って、話題になって、続いていく」側に回りたいですよね。

で、結論から言うと次の3点が、「生き残るために必要な要素」だと考えています。

  1. 自分で手軽に作れないもの
  2. 納得感のある待ち時間
  3. 人柄

それぞれ簡単に補足します。

1.「自分で手軽に作れないもの」というイメージかどうか

これ、重要です。自分で作れるものだったら、わざわざ高いお金と時間をかけて買いに行く必要がない。

ただ、簡単に作れるものでも、「ここまでは凝れない」とか「すっごく美味しい」という場合は別。つまり「簡単に作れない」ということなんですが。

例えば、イタリアンのキッチンカーとか、買っている人をほとんど見ないんですよね。。申し訳ないのですが、「自分で作れそう」と思ってしまうんですよね。

「イメージ」と書いたのがこの意味です。実際にどうかではなく、「そういうイメージかどうか」が大切です。

食べたら本当に美味しいんだと思います。だって、キッチンカーにするぐらいですから。でも、「パスタは作れそうだよな」ってなるわけです。

1店舗だけある場合は別かもしれませんが、いくつもキッチンカーがある中では、選択肢には入ってこないかも。

それに対して、「ケバブ」とか「お餅」とか「凝ったコーヒー」とか、絶妙に自分ではやりづらいものとかあると、買いたくなっちゃいますね。

イメージ戦略大切だと思います。

納得感のある待ち時間

異様に時間がかかるのもよくない。ただし、「納得感」があれば別です。

待ち時間に対する感覚って、3分なら長い、2分なら短いとか絶対的なものではなくて、「それぐらいかかるよね」っていう納得感ですよね。

例えば、手の込んだフレンチで20分待ってもいいものが(実際コースだと思うので、前菜は10分ぐらいで出るかもしれないですが)、マクドナルドのハンバーガーで20分待たされたら、「あれ、オーダーしたっけ?」ってなりますよね。

「これぐらいかかるよね」が、運営者とお客様でずれていると、不満につながる。

もし、運営者が考える「これぐらいかかるよね」の方が長い場合、丁寧な説明か、待ち時間の苦痛を軽減する何かしらの工夫が必要。

待っている間に何か楽しめる仕掛けや、無駄にならない工夫や、話しかけて気を紛らわせるとか。

とにかく、「待たされたーー!」を無くしたいもの。

人柄

結局これかという感じですが、これです。

「また来たいな」「応援したいな」「同じ内容ならあっちの人から買いたいな」と思われるような要素、つまりファンづくりですかね。

「珍しい」や「美味しい」が「人柄」を無視できるほど突出していれば別ですが、結局食べ物って、どれもある程度美味しいですよね。コモディティ化しているとかいいますけど、食事もそうですよね。

その中で勝負しているので、結局何かというと、「人柄」だと思います。

それを踏まえて「生き残るキッチンカービジネスの要素」とは何か考えると、私は結局「キャラクタービジネス」なんじゃないかと思っているんですよね。

キャラクターを売っていくのが一番いい戦略なんじゃないかなと。ファンを増やしていく戦略が、長期的に見ると一番効果的なんじゃないかと思っています。

その他の要素

その他に付随する大切な要素(というか、当たり前の要素)と、「最大瞬間風速を記録するためには」なにが必要か考察します。

これは当たり前ですね。あえてまずいものを出す人はいないと思うので、「大切な要素」には入れていません。最低限の話。

金額

これも、結局バランスを取っていくことになりますよね。当たり前の話なので、「大切な要素」には入れていません。

珍しさ

これは大切な要素になりえますね。「自分で手軽に作れないもの」というイメージかどうか にも近いです。

ただ、珍しいだけで続くかと言うとそうでもないです。「1回でいいか」になってしまう可能性があるため、「生き残るため」には大切な要素ではないです。

流行の波に乗っているか

これは、「最大瞬間風速」を叩き出すには絶対に必要な要素ですね。

むしろ、「今流行っているものに次々と変化していくキッチンカー」の方が売れるんじゃないかなぁと思っています。

それなら、「このキッチンカーに行けば、いつでも流行りのものが食べられる」というイメージにもなりますしね。チャレンジしている感じも出せる気がする。

実はこれやりたいです。

ということで今回は「生き残るキッチンカーとは?」というテーマで書きました。

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