「お疲れ様」という言葉を無意味に使いたくない【言葉が自分に与える影響を考える】

フィロソフィー

私の嫌いな言葉に、「お疲れさま」があります。

疲れているわけではない時に使うときや、使わないほうがいい場面で使われることなど色々あると思うんですよね。

私はこの言葉、あまり使わないほうがいいと思っています。

そんな「お疲れ様」という言葉について、なぜ私が嫌いなのか、そして使わないほうがいいと思っているか、ちょっと深堀りしてみます。

結論、私は疲れていない。

そう。もう見出しのとおりです。私は疲れていません。

もともと私はほとんど疲れを感じないタイプなんですよね。少し不思議に思われることもありますが、疲れないから「お疲れ様」と言われても、「使われていない」と思うわけです。

もちろんわかっています。「お疲れ様です」という言葉が「疲れていますよね?」という意味ではなく、ただの儀礼的な言葉、つまり「ただのあいさつ」だということは。

ただ、だとしたら「疲れた」なんて言葉を言いたくないと思ってしまうわけです。

「疲れた」というから疲れるという話

この違和感の根底には、私自身が・・曖昧な記憶ですが、中学生か高校生ぐらいから「疲れた」という言葉を使うことを止めたからという個人的な理由があります。

なぜかと言うと、「疲れたから疲れたというのではなく、疲れたと言うから疲れるんじゃないか」と思っているから。

ややこしいですね。よく聞く言葉で置き換えると、「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのである」と同じようなニュアンスです。

「あぁ〜疲れた」と言っている人は、「あぁ〜疲れた」と言っているから疲れているということに気づいていないんです。

だからこそ自分は、疲れた!と言うことを止めました。

私が「疲れないから疲れたと言わないのか」「疲れたと言わないから疲れないのか」は、実は今になってはよくわかりません。ただ、私は「疲れた」と言わないから疲れていないんだと信じています。

「お疲れ様」を最も不自然に思う場面は旅行中

日常の生活の中で、「お疲れ様」という言葉は私達にとってはなくてはならない「あいさつ」的な言葉ですよね。
それは理解していて、別に私が言われたからといって怒るわけでも、「疲れてないよ!」と反応したりするわけでもありません。

ただ、唯一すごく違和感がある場面があります。

むしろ「そこでは使わないで!!」と積極的に伝えていきたいと思う場面があります。

それは「旅行中」です。

以前13年間ほど旅行会社で働いていた頃、ツアーでお客様と一緒に旅行をすることも多々ありました。

その時、他のツアーコンダクターや、現地の日本人ガイドさんがよく「お疲れさまでした〜」と言うんです。

例えば次のような場面

  • 観光が終わって、ホテルに到着する直前のバスの中
  • 歩いていて、昼食のレストランに到着した時
  • 昼食が終わった時
  • 夕食が終わって、解散する前

等など。

でもよく考えてください。楽しみで来ている旅行で、「お疲れ様」ってすっごく変じゃないですか?

もちろん、歩いて体力的にちょっと疲れたみたいなことはあるかもしれませんが、でもそれって、「あぁ〜〜疲れた」の疲れたと違いますよね。

ましてや昼食が終わって「お疲れ様」って、不自然極まりないです。でも実際にあるんです。

比較的高額なツアーだったため、何十人も引き連れながら大声で「お疲れさまでしたーー!」とか言っているわけではありません。
夕食の時などはガイドさんがいないことの方が多いため、自分がすべてコントロールできる場合も多いのですが、それでもたまにありました。

「1日の最後にお疲れ様とか言わないでくれーー!」と思うことが。

じゃあなんと言えばいいのか?前向きな言葉で置き換える。

もっと適切な言葉に置き換えてほしい。そう思って「お疲れ様ということばは使わないでほしい」と伝えていたことも多々ありました。

そういう時私は、次のような言葉で置き換えていました。

  • 今日も1日楽しかったですね!
  • ホテルにそろそろ到着です!(「お疲れさまでした」と言わないだけ)
  • 明日もよろしくお願いします!
  • おやすみなさい!(「お疲れさまでした」と言わないだけ」

等など。

こうやって、前向きな言葉で置き換えることで、「疲れた」という言葉を回避することができます。

回避するという意識もありませんでしたが、自然とそういう言葉で締めていることが多かったという感じです。

ただ、この方が実際には精神面に与えるイメージも変わってくると思うんですよね。

言葉が精神に与える影響は大きいですからね。

似た言葉「ご苦労さま」の取り扱いについて

「お疲れさま」に似た言葉が「ご苦労さま」です。

ご苦労さまは基本的には目上の人が目下の人をねぎらう時に使う言葉。

私は基本的にこの言葉を使う週間が、あまりありません。

敢えて言うなら、お葬式の時ぐらいでしょうか。ただ、それでもほとんど使いません。

なぜかというと、なんとなく「上から目線」っぽく思っているから。

また、ニュアンスを変えて言うと「嫌味っぽい言葉」として使われることもあります。
嫌味の場面だと、例えばなにか頑張っている人に対して反感を持っている人がいたとして、その頑張りが報われていない時。「ご苦労さまなことですねぇ〜」みたいな感じ??

ただ、基本的にはねぎらいの言葉であることには変わりありません。

とはいえ、受け取り方が人それぞれだと思っているため、私はあまり使わないです。

言葉が与える影響を考えて言葉選びをする

ということで、私が「お疲れ様」という言葉を使いたくない最大の理由は、自分にマイナスの影響を与えたくないから。

こういうひとつひとつのことばをしっかり自分のスタイルで選んでいくようにしていきたいなぁと、最近は感じています。

とはいえ、人に押し付けるようなこともしたくないとも思っています。

正解がない世界ですからね。

ということで、あなたがこだわる言葉、ありますか?
実はその裏には、意外と深いこだわり・信念が隠れているかもしれませんよ。

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