偽りの自分で生きると、人生ハードモード

フィロソフィー

あなたは自分を偽っていませんか?

今日は、自分を偽ると人生辛いよね、という話しです。

世の中にいる2種類の人

世の中には2種類の人がいます。

「自分自信として生きている人」「偽りの自分で生きている人」です。

そして、「偽りの自分で生きている人」側になってしまうと、人生結構辛くなってしまいます。

ただし、これにはグラデーションがあって、シチュエーションによってどちらかに傾くことはあると思います。

例えば次のような違い

  • 親としての自分
  • 子どもとしての自分
  • 職場の自分
  • 上司としての自分
  • 部下としての自分
  • 友人としての自分
  • サービス提供者としての自分
  • お客さまとしての自分

などなど。同じ自分でも、それぞれのキャラって違いますよね。

でも、全体的に、「自分自身で生きる方が楽だよね」っていう話です。

自分自身で生きるとは、キャラ設定しすぎないこと

「自分自身で生きる」と書くと捉え方がまちまちになってしまうので、もう少し解像度を上げますね。

簡単に言うと「キャラ設定しすぎない生き方」というイメージ。

キャラ設定をしてしまう具体例としては、性格、言葉遣い、話し方、表情などのコミュニケーションの部分から、ライフスタイル、経済状況、好きなブランド、世界観などのパーソナルな部分までさまざまです。

サービス業の人は要注意

サービス業での仕事が良い例です。

お客様の前でだけ笑顔で丁寧な言葉づかい、優しい感じで接しているのに、プライベートでは罵詈雑言、目つきは鋭く他人に厳しすぎるとか、辛くないですか?

でも、こういう場面を良く見てきました。旅行会社時代の添乗業務です。

添乗って、時には1週間から10日間ぐらいお客様と一緒にいるんですよね。一緒に旅をする中で、一緒に食事をして、歩いて、お話して・・・ずっとお客様といるんですよ。

そんな中で、キャラ設定をしている人は本当に辛そうでした。

キャラ設定をしすぎている人は、総じて「添乗が嫌い・苦手」と言っていましたね・・・

素の自分で案内するということ

一方私はといえば、ほぼ「素の自分」でいました。

もちろん「丁寧な感じ」になったり「いつもより気を使う」ということはしていましたが、「キャラ設定」はしていませんでした。

また、自分が好きな国や得意分野なども特に隠さず伝えたりしていました。

だからこそ、「普通の自分」でご案内をしていたため、楽だったんですよね。というか楽しかったです。

普通にお客様と話して、キャラ設定に必死にならずに自分のままで話すことができるからです。

自分自身として生きるコツ〜キャラ設定しない生き方〜

「そんなこと言っても、お客様の前では丁寧にしないとだめでしょ!」という声が聞こえてきそうです。

もちろんそうです。「普段と同じ態度・話し方で接しましょう!」と言っているわけではありません。

自分自身を偽らず、キャラ設定の必要のない状態を目指そうと言っているわけです。

それはどうすればいいか?答えはひとつです。

「普段から理想の自分で生きる」

これだけ。

言い方を変えると、

「普段からキャラ設定する」ということ。

えぇ!?と思われるかもしれませんが、そういうことです。

「こんな状態になりたいな」「こんな人になりたいな」「こういう喋り方がいいな」という状態があるとして、誰かの前だけで変わるのではなく、普段から変わればいいんです。

丁寧な言葉遣いで生きる。丁寧な接し方で生きる。笑顔で生きる。優しく生きる。

普段からそうすればいいだけ。

ただし、私も理想の状態になれているわけではありません。

お客様の前では丁寧でも、近い間柄の人とは雑になったりしてしまいます・・・100%できるまではまだまだ遠いかもしれません。

ただ、言っていることや思っていることなどまで変えなくてはいけないのは辛いですよ。

微調整だけでOKになってみませんか?

自分自信として生きていくメリット

自分自身で生きていくと、色々なメリットがあるんですよね。それについて最後に触れます。

楽に生きられる

これはここで一番伝えてきたこと。精神的に楽ですよ。

なぜなら、変なところに精神・脳のリソースを使わなくていいから。

雑念が減ります。その分、目の前のことに集中できます。

キャラ設定しているって、どこかで「キャラ設定」に意識を向けているんですよね。それが一切なくなって、楽になります。

相手も心を開いてくれる

これは私の「感覚」でしかないのですが、自分自身のままで話していると、相手も相手のままで話してくれているような気がします。

その分、仲良くなれたり、親近感を持ってくださったりしているように思います。

そして、これは副効用ですが、サービス業・営業職の人なら、「物が売れます」。

これは私の経験則。普通に話して、普通におすすめした方が、売上が上がります。

これはなんとなく感覚的に理解できませんか??

本当は科学的根拠を示したいところですが、特にありません。

でも、目線、話し方、声のトーンなど、様々な情報を受け取っていると思うんですよね。嘘をついていない分、相手も潜在意識でキャッチしてくれるんじゃないかなと。

人生が好転する

「普段からキャラ設定をする」という逆転の発送を提案しましたが、それを続けることで、常に「なりたい自分」を演じることになります。

ただ、それが普通の状態になってくる時期があるんですよ。

普通にしていても、普段から「なりたい自分」になれる状態のことです。

ただ、その時点ではまた新たな「こんな自分がいい」という状態になっているハズ。

常に「こうなりたい」はあるのですが、その時点では、「過去の自分が思っていた理想の自分」なわけです。

ちょっと分かりづらいですね。

理想の自分にはなりつつ、理想は変化し、プラスに動き続けているというイメージ。

それが続くと、人生が好転していくわけです。

ただ、自分を偽って生きていると一生経っても「こうなりたい」にたどり着くことはできません。ハードモードですね。

だからこそ、自分を偽らず、自分自身として生きてほしいと思っています。

私も道半ば。というかまだまだ全然できていない。私も頑張っていきます。

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