客観的に見て、「それ後回しにしない方がいいでしょ!」と思うことってよくありますよね。
ただ、自分は実はうまくできていなかったり、判断できていないこともあるんですよね。
正に自分がそうです。
ただ、長期的に見ると「先にやった方がいいこと」を先にやった方が、絶対にいいんですよ。
分かりづらい言い方ですね。
的確に「早く着手したほうが良いこと」を見極められると、やりたいことがうまく行きやすいという話です。
今日は、自分でも判断をしていける「具体的な3つの判断基準」をお伝えします。
優先順位の付け方で有名な方法は「時間管理マトリクス」
よく仕事の割り振りの方法で紹介されるのが、スティーブンコビー博士の、『7つの習慣』に書かれている「時間管理マトリクス」ですよね。
聞いたことがある人も多いと思います。その詳しい解説などは様々な本やブログがあるので検索してみてください。
要点だけ書きますね。
まずタスクは下記の4つに分類されています。
- 緊急で重要なタスク
- 緊急だが重要ではないタスク
- 緊急ではないが重要なタスク
- 緊急でもなく重要でもないタスク
そして、多くの人は「2.緊急だが重要ではないタスク」にばかり忙殺され、「3.緊急ではないが重要なタスク」をできずに前に進めていないというわけです。
そのため、「3.緊急ではないが重要なタスク」をいかに進めていくかが、自分の目標達成のためには必要だという話です。
この方法は、やはり多くの成功哲学で語られている通り、本質だと思うんですよね。
ただ、私はここに「もっと早くやった方が効果が出やすいよ!!」という判断基準を入れて行動していきたいなぁと考えたんです。
それが次に紹介する「早く着手した方がいいことを決める3つの判断基準」です。
※もっと簡潔な呼び方をつけたいです笑
早く着手した方がいいことを決める3つの判断基準
まず結論から書きます。私が考える3つの判断基準は次の3つです。
- 長期的に効果を生み出し続けること
- 自動で動いてくれること
- フィードバックが改善に繋がること
それぞれ要点を解説しますね。
長期的に効果を生み出し続けること
これは、「早くやってしまえば、それ以降ずっと効果が出続けるもの」です。
たとえば「歯の治療」が良い例です。
歯が綺麗だったり歯並びが美しかったりするのって、80歳で治療するのと20歳で治療するのとでは、効果が発揮される期間が全然違いますよね。
また、虫歯になって治療費がかかるとか通院の時間、痛みが出るなどを考えると「予防」も大切です。
さらに、「自分の歯で食事ができる」とか「硬いものでも好きなものを食べられる」という点では人生の質(QOL=Quality Of Life)も上がりますよね。
こういう、「長い時間効果が出るもの」は早めに終わらせてしまった方が良い典型です。
自動で動いてくれること
次に、「一度やってしまえば自動的にやり続けてくれるもの」です。
これも例を出すと、「WEB広告」などがそれに当たります。
一度広告を出してしまえば、(失敗する可能性もありますが)24時間365日宣伝を続けてくれますよね。
私が運営しているレンタルスペースを例にお伝えしますね。
よく「田舎のレンタルスペースはアナログのやり取りが大切だ」なんていう謎の固定観念を持っている人がいるんです。
ただ、デジタルかアナログで言ったら、確実にデジタルを先に終わらせるべきです。
なぜなら、「デジタル」の設定を全部終わらせればアナログの活動をしている間もシステムが勝手に動いてくれます。
WEB広告以外にも、ホームページ、自動予約システム、自動返信メール、自動決済システムなどがそれにあたります。
アナログを先にやっていては、その時間に自動システムは動き始めないんですよね。
「どちらを先にやるべきか」を慎重に考えて、「自動で動いてくれるもの」は真っ先に手を付けるべきです。
(ちなみに、費用がかかって今は手が出せない!などは別です)
フィードバックが改善に繋がること
3つ目はこれ。簡単に書くと、「やってみないとわからないこと」ですね。
お客様の反応だったり、効果が想像だけではわからないものは、早く発表して、フィードバックをもらいましょう。
たとえば、最近のウェブサービスなんてその典型ですよね。
ベータ版をリリースして、使用率や離脱率、クリック率などを計測しながらPDCAを回していくイメージ。
その他にも、たとえば期間限定でお菓子を出してみて、試行錯誤を加えて好評だったら本商品に入れるなど。
これは取り扱う商品やサービスによってもフットワークの軽さが変わってくると思います。
たとえば「新しいiPhoneを試しに出してみよう!」というのはなかなかやりづらいですよね。大規模な店舗もそうですね。
ただ、あなたのビジネスではどうですか??フィードバックがもらいやすいものは、早くリリースしてみたほうが良いのでは?
ただし万能ではないので、組み合わせるのが大事
ただ、この「早く着手した方がいいことを決める3つの判断基準」は万能ではありません。
なぜなら、時間管理マトリクスでもっとも大切と言われている「緊急ではないが重要なもの」が進められないから。
そのため、私はこれら2つの判断基準を組み合わせて、「自分の目標達成」に向けて進んでいくのがベストだと考えています。
そして、「緊急ではないが重要なもの」は日々の習慣に組み込んでしまうのがいいと思っているんですよね。
「目標に向かって毎日少しできることはなにか?」を考えて、毎日実行していくのが大切なんですよね。
実際私は、この方法で着実に目標を達成しつつ、やりたいことを少しずつ実現できています。
もっともっと沢山やりたいことはありますが、1年の間に転職、移住、独立、店舗のオープン、メディア運営、スクール運営などを一気に進めることができたのは、このおかげかなと思っています。
少しは説得力が増したでしょうか。
ちなみに「目標に向かって毎日少しできることはなにか?」というテーマについては、「いきなり最高レベルを目指さない。まずは今日、レベル1を目指す。」に書きましたので、ぜひ読んでみてください。
みなさんが目標に向かって一歩ずつ着実に進めることを願っています!一緒に頑張りましょう!!