田舎に移住してからというもの、断捨離に余念がない。
もともと断捨離をはじめたのは、「好きなものだけに囲まれて生きていきたい」と思ったのがきっかけなんですよね。
そして、すでに実践をしている人の本や発信では、
- 物を減らすと余計な思考が減る
- 自分のやりたいことに集中できる
といったことを聞いていたし、スティーブ・ジョブズのような世界の著名人の中でも所有物を少なくしている、いわゆるミニマリスト的な人が多い。
もちろん日本でも「多くのものを持たない」というスタイルで生活していて、そのメリットを話している人もたくさんいる。
その感覚を味わってみたいなぁということもあり、断捨離してみよう!と思い立ったわけです。
そして、実際にだんだん「心の余白が出てきた」と感じることが多くなってきた。これは体験してみないとわからない感覚かもしれない。
この断捨離について自分はかなり真剣に考えるようになり、今では自分のライフスタイルに欠かせない「マインド」になってきています。
ということで、いくつかの記事に分けて自分の「断捨離感」について話していきますね。
で、前置きが長くなりましたが今日はなんの話かというと、断捨離を阻む「もったいない」という感覚について私の考えを書きます。
結論から言うと、「もったいない」という感情には3つの種類があり、そのうちの1つ以外の感情のときには手放してもOKという話をします。
断捨離にはレベルがある
前置きがさらに長くなってしまって恐縮ですが、サラッと「断捨離にはレベルがある」という話をしたいと思います。
断捨離をしていて気づいたのは、「物を手放すと、他のものも手放せるようになってくる」ということ。
数日・数週間前までは「絶対に手放せない!」と思っていたものが、突然「あれ、これもやっぱりいらないな」と感じることがある。
これは、断捨離レベルが上がった時に感じる感覚だと、自分は考えています。
で、今回話す話は、レベル1〜10で表現すると「5〜6」の話だと思って聞いてください。
ちなみ私が定義する「断捨離レベル1」は、「今ある確実にゴミと判断できるものを捨てられる状態」です。
そして私が目指す「断捨離レベル10」は「好きなものだけに囲まれた暮らし」です。
ミニマリストを目指すわけではありませんが、結果的に個人ではミニマリストになると思います(家族全体ではミニマリストではないかと思われます笑)。
3つの種類の「もったいない」という感情
断捨離を進めていたら、ある壁にぶつかったんです。それが、「もったいない」という感情。
ただ、一般に言われているもったいないという表現とは少し違うな・・・と感じたり、「この服に感じるもったいない」と「このレターセットに感じるもったいない」は少し違う感情を抱いているな・・・と思うことがありました。
つまり、3つの「もったいない」という感情があるということ。
3つを言語化すると、次の3つになりました。
- 消費・浪費のもったいない
- 想い出のもったいない
- いつか使うかものもったいない
ちょっとそれぞれ簡単に解説します。
1.消費・浪費のもったいない
これはどちらかというと環境問題だったり世間体を気にした感じの「もったいない」かもしれません。
ビュッフェで食べきれないほど食事を持ってきて残すとか、調味料を賞味期限切れで捨てたり。
断捨離なのでちょっとジャンルは違いますが、お金の無駄遣いもここにはいるかなぁという感覚です。
2.想い出のもったいない
これは、シンプルに想い出があったり、手に入れるのに苦労したり、何か記憶が関係するもののこと。「記憶のもったいない」とか「思い入れのもったいない」と表現してもいいかも。
これは例えば、次のようなアイテムのこと。
- 旅行先で買ったもの
- プレゼントでもらったもの
- 誰かとの想い出の品
- 高価なもの
- 貴重なもの
などなど。感情で表現すると、それぞれこんな感じ。
- 海外まで行って買ったものだから、もったいない(記憶とは別)
- プレゼントでもらったから申し訳ないしもったいない
- 想い出が詰まっているからもったいない(でもどこかにしまってある)
- 高価だったからもったいない
- 貴重でもう手に入らないからもったいない
という感じです。当てはまるもの、ありますよね??
3.いつか使うかものもったいない
3つの目のもったいないは、「いつか使うかも」と思って手放せないもの。あなたの家にもありますよね?
例えば次のようなもの。
- 輪ゴム
- クリップ
- レターセット
- 着ない服
- 片方の靴下
- 絶対使わない調味料
- ルーズリーフ
- クリアファイル
- 試供品
これは挙げていたらきりがないですね。
とにかく「いつか使うかも」と思ってしまうもの全般です。
ちなみに複合要素もあると思っています。
思い入れもあるし、いつか使うかもしれないなどです。
例えば私なら、オーダーシャツなどがそれにあたります。
作るのにもお金がかかったし、その時は結構気に入って作った。さらに、いつか着るかもしれない。。。とかそんな感じです。
「もったいない」を手放す判断基準
このもったいないのハードルを超えるのって、実は結構難しいと思っているんですよね。
特に「想い出のもったいない」は厄介です。
そこで、もったいないと感じた時に物を手放す判断基準を事前に作っておけばいいんじゃないかと思っています。
私が目指す「好きなものだけに囲まれた暮らし」で残してもいいものには、実は3種類あります。
- 好きなもの
- 絶対必用なもの(歯ブラシなど)
- 時間を生み出してくれるもの(自転車など)
で、私の判断基準は「好き」と感じたらいかなるものも取っておいてOKということ。
「想い出のもったいない」の中で、たとえば「手に入れるのに苦労したもの」などは、「好き」という感情が生まれないものとかもあるんですよね。ただ単にもったいないと感じるもの。
そういうものは、手放しても後悔する可能性が極めて低いです。
「想い出のもったいない」以外については次のような判断基準です。
消費・浪費のもったいない:好き・必要・時間を生み出すに当てはまるか?「好き」でも、衝動買いではないか?
いつかつかかものもったいない:1年以上使っていないものは、思考停止で手放す
迷ったときには、「同じもの、または同じ機能のものを簡単に買い直せる場合は、一旦テストで手放してみる」と考えてみましょう。
実際に買い直すことになった場合はその分お金がかかりますが、おそらく買い直すことはほとんどないです。
むしろ、手放すことで得られる精神的・物理的メリットの方が大きいはず。
色々考えながら、このような判断基準に到達しました。
自分のルールをつくろう
ということで、今回は「3つのもったいない」について私の考えを書きました。
もったいないの壁がやってくるのは、恐らく断捨離レベル5〜6ぐらい。それまでは、恐らく「手放す対象」にさえ入ってこないものです。
ただ、ここのレベルまで到達した方はぜひ、あなたの「断捨離ルール」を作ってもったいないの壁を突破しましょう!
ちなみに2022年6月現在、私はまだ「もったいないレベルを克服する段階」にいます。
次のレベルを目指し、日夜修行中です!
一緒に断捨離を進めて、「好きなものだけに囲まれた暮らし」をお互い実現できるよう頑張りましょう😊